コラム
いくらかかる?どうしたらできる?オンライン結婚式の費用から手配方法まで
オンライン結婚式はまだ新しいサービス。興味はあっても、オンライン結婚式の費用について、あまり知られていないもの。実は「会場側に申し込みするか」「専門業者に申し込みするか」「自分たちで配信するか」で、準備手段や費用相場が変わってきます。
もちろん「挙式のライブ配信だけやりたい」「披露宴で双方向対話したい」といった、配信方法やウエディングスタイルでも費用の相場が異なります。手配方法別に必要な準備や費用項目と相場について、それぞれ詳しく解説します。
トレンドの機能を利用!オンライン結婚式のウエディングスタイルとは
結婚式のスタイルは新郎新婦の希望やイメージ、ゲストの数にあわせて多様化しています。
そんななか、新しく浸透しつつあるのが『オンラインウエディング』です。
オンライン結婚式とは、簡単にいうと新郎新婦が会場から挙式や披露宴の様子を配信し、オンラインでゲストに見守ってもらったり参加してもらう結婚式。
オンラインサービスの急速な普及と機能向上により、会場という空間・場所・時間の制約を飛び越えて、ふたりの晴れ姿を多くのひとに見守ってもらえるようになりました。「現在(いま)」の流れに沿ったひとつのスタイルとして、結婚式会場がサービスを取り入れはじめています。
オンライン結婚式は使用する多様な配信ツールやアプリによって「リモート婚」「ライブストリーミング婚」「Zoom婚」「web婚 」など、さまざまな呼ばれ方をしますが、基本的には、配信によってゲストに参列してもらうスタイル別で「視聴型」と「参加型」のふたつのやり方があります。
【方法1】挙式を配信のみでつなぐ「視聴型」オンライン結婚式
挙式をライブストリーミング配信する「視聴型」のオンライン結婚式。ゲスト側の音声・映像は映さず、中継配信のみゲストが視聴するサービスです。
基本的には一方向の中継なので、ゲストはドレスアップやヘアメイクの必要なく、自宅などから気軽に結婚式を視聴できます。
ストリーミングライブ配信の技術が飛躍的にあがり、ゲストが会場に行かずとも気軽に「結婚式に参列する」「リアルタイムで結婚報告が受けられる」ウエディングスタイルが確立し、現在のオンライン結婚式の主流の配信方法になりました。
サービス内容や特徴
ゲストはただ視聴するだけではなく、視聴しながらコメントを記入したり、スタンプを押して画面をもりあげる機能を使用できるサービスもあります。またアーカイブが残るサービスもあり、リアルタイム参列が難しくても数日間アーカイブで挙式の様子を視聴できます。
【方法2】披露宴を双方向でつなぐ「参加型」オンライン結婚式
Zoomをはじめオンライン会議ツールなどを用いて開催する「参加型」オンラインウエディングは、披露宴のオンライン配信で多く選ばれる方法です。
挙式後の披露宴を中継し、オンライン参加のゲストと会場側が双方向でコミュニケーションがとれます。中継画像でパーティの臨場感を味わいながら、会場側にいる新郎新婦と会話できる場面もあり、新郎新婦と遠く離れていても、結婚式当日にお祝いの言葉を直接届けられる便利なサービスです。
ただ、対面でのおもてなしの意味合いの強い披露宴について、参加への支障が少なくなった現在はオンラインよりリアルに重きを置く風潮が戻っており、配信は少なくなっています。
サービス内容や特徴
視聴型との違いは、オンライン参加のゲストが退屈しないよう、演出やおもてなしに配慮した準備が必要です。またゲストも、会場側に自身が配信される場面を想定し、配信に適した部屋の準備やヘアメイク、服装を整えるなどの準備が必要になります。
オンライン結婚式の検討方法と、相談先や申し込み先
オンライン結婚式のサービスに興味をもった、または式内で取り入れたい場合、相談先や申し込み先は、以下の方法が考えられます。ただ、「視聴型」「参加型」どちらのスタイルを選んだとしても、会場内には自社または提携会社しか撮影に入れないケースが多いので、気をつけて。外部業者や知人への撮影依頼は、会場への立ち入り・撮影可能かの確認が必要となります。
会場側が提供しているライブ配信サービスに申し込み
まずは会場下見や打ち合わせの際、担当プランナーにサービス取り扱いについて聞いてみましょう。自社または外部業者と提携し、オンライン結婚式のための配信機材やサービスを整えていれば会場経由で申し込みできます。
撮影&配信サービスを提供している外部業者に申し込み
レストランウエディングや二次会用会場などでは、オンライン配信のサービスがない会場も多いため、新郎新婦自ら業者を探し、撮影配信サービスが可能な外部業者に直接依頼するケースも考えられます。ただし、挙式会場や披露宴会場は外部業者の立ち入り自体が不可の場合や、立ち入り可能でも持ち込み料金がかかる会場も多くあります。申し込む前に、挙式予定の会場に外部業者に依頼できるかどうかの確認が必要です。
親族や知人などに撮影依頼、または固定撮影して自己手配
身近な参列者や、撮影が得意な知人に、撮影と配信を依頼したいと考える方もいらっしゃるでしょう。しかしチャペルや神殿内は、指定フォトグラファー以外撮影不可の場合も多いため、こちらも予定の会場側に依頼できるかどうかの確認が必要です。
「視聴型」オンライン結婚式で必要な費用の内訳と費用相場
挙式の様子を外部に配信する「視聴型」スタイルは一方通行の配信のみのサービス。「挙式費用」と「挙式会場内の撮影・配信に必要な費用」が、主な料金の内訳です。「参加型」と違い、オンライン参加ゲストへの「おもてなし費用」は必要ありません。
予想される必要な費用項目
ベースで必要な費用
・結婚式をとりおこなう費用(挙式料金・披露宴料金)
「視聴型」オンライン結婚式は、ふたりが結婚の誓いを立てる挙式の様子を、会場参列できないゲストに配信する主旨のため、「挙式費用」が必要です。挙式費用の金額相場は、会場で変動し、かなり幅があります。会場決定がこれからの方は、気になる会場に問い合わせ、見積もりをもらいましょう。
オンライン配信するための費用
・機材レンタル料、ライブ配信をおこなう配信料、カメラマンフィー、システム利用料…など
挙式をライブ配信するのに必要な上記のサービスがすべて含まれ、セットになった「プラン価格」で料金が提示されるケースが多いでしょう。
オンライン結婚式に付帯するオプションの費用
・アーカイブ動画など記録の買取
・動画配信以外の機能使用手数料(Web招待状やオンラインご祝儀決済)…など
挙式のライブ配信をさらに楽しむため、サービス追加で、プラン料金以外に料金が発生します。
オプションの相場は各会場や業者によって異なるため、申し込み先に確認しましょう。追加料金がかかるサービス例を紹介します。
*アーカイブ動画など記録の買取
アーカイブとは、リアルタイム配信の、後から録画した動画を視聴できるサービス。挙式時間に都合がつかなかった方も視聴できるだけでなく、新郎新婦自身や会場で参列していたゲストも、挙式後すぐに動画を見返せることができ、非常に好評なサービスです。また視聴期間が終わった後、アーカイブデータを買い取れます。通常映像商品は納品まで1〜2カ月待たなければなりません。挙式後すぐに映像データが手に入るのも、大きなメリットです。
※動画配信以外の機能使用手数料(Web招待状やオンラインご祝儀決済)
WEB招待状は一般的な結婚式でも定着しつつありますが、オンライン結婚式では「オンラインご祝儀決済」の導入もおすすめ。ゲストにとって「結婚祝いを結婚式当日に新郎新婦に贈れる」「自分のお祝いの気持ちを手間なく届けられる」といったメリットが大きいサービスです。
会場側が提供しているライブ配信サービスの費用相場
料金相場:10万~20万円前後
申し込みすれば、会場側ですべて手配して配信準備が整います。新郎新婦の準備負担はほとんどありません。後述の他ふたつの手配手段の費用相場と比較すると、費用は高めの傾向となっています。
撮影&配信サービスを提供している業者の費用相場
料金相場:無料~15万円前後
料金設定は一見すると、会場提供より安い場合が多いでしょう。また、撮影スタッフの派遣を伴わない、配信アプリの利用だけなら無料提供しているサービスもあります。
ただ、依頼を決定する前に、結婚式を検討している会場に「会場内立ち入りや持ち込みができるか」確認が必要です。会場によっては、提携以外の外部業者は立ち入りできないケースが多いのです。また立ち入り可能な場合でも「持ち込み料金」が必要なケースがあります。
自己手配する場合の費用相場
料金相場:無料~5万円前後
自分たちのもっているスマートフォンや機材で撮影し、YouTubeやZoomなど無料配信ツールを利用すれば、費用を最小限に抑えて配信できる手配方法です。しかしながら、機材がない方や機材にこだわりたい場合は機材レンタル料が必要になり、撮影を知人に依頼する場合は、相応の謝礼が必要になるでしょう。外部業者に依頼する場合と同様、自己手配での撮影がOKか会場側に確認が必要です。また、挙式会場の撮影は参列ゲストでも撮影不可となっているケースもありますので、注意しましょう。
「視聴型」オンライン結婚式の費用が上がる要因
挙式ライブ配信のサービスで費用は一概に「会場経由で申し込みするより、外部からの持ち込みのほうが安くすむ」とはいえません。どんな理由で費用が値上がりするのか、考えられる要因を確認しておきましょう。
どのルートで申し込むかで価格は変わるが同時に懸念点も変わる
会場経由の申し込み費用は一見高めに見えますが、撮影クオリティも高いのが一般的。挙式会場の撮影ベストポジションや、進行の見せ場などすべて熟知したスタッフが撮影配信するため、新郎新婦や視聴者にとって満足度は高くなるでしょう。
外部業者の場合、一見会場経由より安く済むように見えますが、持ち込み料金を加算されるとさほど変わらなくなってしまうケースも考えられるのです。
自己手配での撮影はもっとも安い相場で抑えられますが、画像のクオリティ面での保障が難しいでしょう。ベストな撮影導線に立ち入り許可の出ない会場も多いため、「ずっと後ろ姿」の撮影になってしまうケースも考えられるのです。
オプションによって価格が変動する
アーカイブを手元に残したい場合はデータの買取もでき、費用が発生します。挙式配信のみのデータなら、会場によって価格帯は変わるため一概には言えませんが、買い取り相場は5万〜10万程度です。
その他、WEB招待状やオンラインご祝儀決済など別途システムを使用した場合、システム手数料が加算されるサービスもあります。
「参加型」オンライン結婚式で必要な費用の内訳と費用相場
「参加型」オンライン結婚式は披露宴会場と、ゲストの自宅や別の会場をつないで双方向中継配信をおこないます。「視聴型」と比較して、金額が大きくなると予想されるのは「オンライン参列」ゲスト一人ひとりにおもてなしする費用です。
予想される必要な費用項目
参加型では、厳かな挙式と違い、新郎新婦とコミュニケーションがとれる時間にオンラインで参列してもらういます。晴れて夫婦となったふたりを披露するための場の用意(披露宴など)が必要です。また、リアル参列のゲストと同様にオンラインゲスト一人ひとりにも楽しんでもらうため、おもてなしの「準備費用」が必要となります。
ベースで必要な費用
・新郎新婦を披露するための会場費用
会場に来れないゲストに、結婚式の雰囲気をリアルに楽しんでもらい、コミュニケーションをとるのが目的であるため、新郎新婦を披露する会場費用が必要です。会場費用の金額相場は、会場・リアルに参列するゲスト人数・規模により、かなり幅があります。会場決定がこれからの方は、気になる会場に問い合わせ、見積もりをとってもらいましょう。
オンライン配信するための費用
・機材レンタル料、双方向通信をおこなう配信料、カメラマンフィー、システム利用料…など
「視聴型」と同様、上記のサービスがまるっとすべて含まれ、セットになった「プラン価格」で料金が提示されています。プランに申し込みすれば、会場外のゲストと双方向通信するのに足りないアイテムはありません。
オンライン参加ゲストへのおもてなし費用
・宅配料理、ドリンク、引出物、など
「参加型」オンライン結婚式はオンラインゲストとのコミュニケーションが主体です。リアル参列ゲストと同様に楽しんでもらえるよう、オンラインゲスト一人ひとりにおもてなしを用意します。
オンラインゲスト用に乾杯酒・婚礼料理・引き出物などを用意し、当日までに配送するサービスを用意している会場もあり、その費用が人数分料金に加算されます。
オンライン結婚式に付帯するオプションや演出
・アーカイブ動画など記録の買取
・動画配信以外の機能使用手数料(Web招待状やオンラインご祝儀決済)
・その他演出料…など
基本的なサービス以外に、より便利な機能やサービスを選択すると追加料金がかかる内容は「視聴型」と同様です。映像の演出やオンラインゲストを楽しませる企画をすることもあり、制作や準備のための費用が加算されるケースもあります。
「参加型」オンライン結婚式の費用相場
「視聴型」と比較すると高額になるケースが多いでしょう。
各会場やゲスト数、オンラインゲストひとりあたりにどんなおもてなしをするかで、費用相場が大きく変わってきます。詳しくは、各会場に問い合わせてみましょう。
え?オンライン結婚式が無料?挙式ライブ配信サービス「SanLet’s(サンレッツ)」
SanLet’sは、挙式のライブ配信を視聴して祝うウエディングの新しい参列スタイル。
結婚報告したい方すべてをオンラインで招待し、インターネット環境のあるどんな場所からでも参列してもらえるサービスです。
「SanLet’s(サンレッツ)」の特色
撮影するのは挙式会場も挙式の進行も、すみずみまで深く知り尽くした会場スタッフ。
式次第と進行にあわせ、一番新郎新婦が美しく見える場所から、ベストタイミングで撮影角度やズームを切り替え、臨場感ある映像を撮影。オンラインゲストはスマートフォンやPCでライブ視聴できます。
挙式はおよそ30分で、視聴する側は映りません。挙式後3日間視聴可能です。
SanLet’sの多彩なシステム機能
挙式のライブ配信を通じて「大事なひとたちと、こんなに思い出と感動を共有できる」のを知ってほしいから、SanLet’sには新しいウエディングスタイルを思い切り楽しんでいただくために、さまざまな機能がついています。
・WEB招待状
・挙式のライブ配信
・3日間のアーカイブ視聴
・参列者からのメッセージ送信&スタンプ機能
・ご祝儀のオンライン決済
・配信動画のデータ購入
・ギフト&内祝いサイト
SanLet’sでは、挙式配信やゲスト招待に必要な基本機能はすべて初期費用無料になっています。(ご祝儀のオンライン決済利用時の手数料は別途有料)また挙式後に「映像商品の到着まで待てない!いますぐアーカイブ動画がほしい」方は、いちはやく挙式の余韻に浸れるよう、すぐにデータ購入が可能です。また専用ギフトサイトを用意しているため、オンラインでご祝儀をいただいた方に内祝いの手配も簡単。挙式後も、結婚式の思い出とゲストとの絆を深めるツールとしてフル活用してください。
SanLet’sが提携している会場の紹介
現在、SanLet’sは提携した挙式会場の成約者様のみご利用可能です。ご利用可能な会場をご紹介します。
▽軽井沢ホテルブレストンコート
リゾートウエディング発祥の地でもある軽井沢でも代表的な存在であり、長い歴史と重みを肌に感じられる「軽井沢高原教会」「石の教会 内村鑑三記念堂」での挙式配信をサポートします。
▽星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳
豊かな自然に囲まれた八ヶ岳高原で、洗練されたデザインと自然が調和したガーデンチャペル「ZONA」が配信の舞台に。チャペルの目の前に広がる清らかな小川のせららぎとともに、自然に見守られ、祝福に満ちたセレモニー配信が叶います。
▽星野リゾート トマム 水の教会
世界的建築家・安藤忠雄氏が、自然との対話の中から創造した独創的な教会。祭壇の先には穏やかな水辺が広がり、中心には十字架が静かに浮かび立つ、静粛かつ聖なる空間です。まるでその場にいるような、荘厳な臨場感をゲストに配信します。
▽ワタベウエディング アクアグレイス・チャペル
「マザーオブパール」の別名を持つ、白蝶貝が煌めくバージンロードが特徴のチャペルは、沖縄でもっとも海に近い場所にあります。美しい青い海を祭壇の背景に、沖縄リゾートウエディングの魅力をあますことなく配信します。
オンライン結婚式の配信スタイルを活用し大切な思い出をたくさんのひとと共有しよう
現在のオンライン結婚式は、動画撮影商品を依頼するより費用面で気軽に利用でき、すぐに思い出を共有できる「視聴型」スタイルに人気が集まっています。
いまや私達の日常にすっかり馴染んだオンライン配信。挙式の臨場感をそのままに、今まではがきやSNSでしか結婚報告の選択肢がなかった方々にも、気軽にお声がけできるウエディングスタイルです。
時代とともに価値観は多様化していきますが、結婚式の大切さと思い出は永遠に変わりません。現代の便利さを活かした新しい結婚報告の形で、縁ある人たちと絆をより深めてみませんか。
SanLet’sは株式会社エイトノットが提供する挙式ライブ配信サービスです。
弊社が提携した挙式会場の成約者様のみご利用可能です。
お問合せは各挙式会場の担当者にお申し付けください。