コラム
結婚式に呼ぶ職場上司や同僚の人数・マナー・注意点とは?少人数やリゾートでも迷わない判断基準と解決策
結婚式に職場の方を招待する際、「上司はどこまで呼ぶべき?」「人数の目安は?」と悩む方は非常に多いです。明確なルールがないからこそ、大切なのは、おふたりの置かれている状況や、職場との関係性に合わせた丁寧な配慮。「転勤・転職直後で判断に迷う」「少人数婚やリゾート婚だけど、上司には感謝を伝えたい」など、お悩みに合わせたゲスト選びの判断基準を確認しましょう。招待のマナーやオンライン挙式の選択肢まで、円満に祝福してもらうためのヒントをご紹介します。
結婚式に職場の方をどこまで呼ぶ?マナーや基本ルール
結婚式の招待において、「上司は何人まで」「同僚は全員呼ぶべき」といった絶対的なルールはありません。しかし、職場の規模や風土、そして何よりおふたりとの今後の関係性を踏まえたバランスが求められます。 現代の多様な働き方や人間関係の変化も考慮しつつ、ゲストに「参列してよかった」と心から思っていただける範囲をじっくり検討しましょう。

働き方の変化で複雑化する“呼ぶ・呼ばない”の線引き
「上司」と一口に言っても、その範囲は多岐にわたります。直属の上司、さらに上の役職者、以前の部署でお世話になった方…。勤続年数が長くなればなるほど関係者も増え、より一層判断に迷ってしまうでしょう。
さらに、リモートワークやオンラインでのやり取りによって、画面越しでしか会っていない上司や同僚も増えました。物理的・心理的な距離感が多様化しているからこそ、「儀礼的に呼ぶ」よりも「心からの祝福を共有できるか」が重視される傾向にあります。
ゲスト選びで大切にしたい3つの視点
招待ゲストは職場の方に限らず、おふたりの状況やスタイルに合わせてバランスよく選びましょう。何人呼ぶにしても、呼ばない方への配慮も忘れてはいけません。
全体の人数バランス
親族・友人・職場関係者の比率に決まりはありませんが、極端な偏りがないよう調整すると、席次が組みやすくなります。収容人数や予算との兼ね合いで、どうしても呼べない方がいるなら、他の方に招待状を送る前に丁寧に事情を伝えておくとよいでしょう。
職業・職種ごとの配慮
医療関係・教育現場・飲食店・シフト制の職場など、職種によっては希望日に休みを取りづらい可能性があります。同じ職場の方を呼ぶ場合は、なるべく早めに直属の上司へ相談し、参加しやすい日程かどうか確認しておくと親切です。
会社の規模や文化に合わせる
小規模企業や地方の職場では、人数の兼ね合いからアットホームで距離が近く、全員を招待する方が自然な場合もあります。一方で、大企業や部署が多い職場では、直属の上司や同じチームなど、ある程度線引きするとお互いに負担がありません。会社の規模や雰囲気を踏まえて、柔軟に判断していきましょう。
職場の方を招待する際の流れとマナー
招待するメンバーが決まったら、次は報告と招待です。マナーに沿った丁寧な報告で、良好な人間関係を築きましょう。
式の3〜4ヶ月前にまず直属の上司へ報告
職場の方に声をかける予定であれば、最初に直属の上司へ報告します。結婚式の日程が決まったら、招待状を送る前(式の3〜4ヶ月前)を目安にお伝えしてください。始業前や終業後など、業務時間外を見計らって「私的なことで恐縮ですが、少しお時間よろしいでしょうか?」と切り出しましょう。同僚への連絡は、上司への報告が済んでからが鉄則です。
関連記事:職場の結婚報告、タイミングとマナーとは?上司・同僚への伝え方、メールなどのオンライン手段の例文を紹介
主賓や乾杯の依頼は「招待状の前」に
上司に主賓挨拶や乾杯の発声をお願いしたいなら、報告の段階で依頼しましょう。招待状を送った後の急なお願いは、気持ちとしても負担になってしまう可能性があるため、早めのお伝えが大切です。
| <主賓や乾杯をお願いする場合> 私事で恐縮ですが、〇月〇日に結婚式を挙げることになりました。〇〇部長にもぜひご列席いただきたいと考えております。 また、当日は乾杯のご挨拶(主賓挨拶)を頂戴できれば幸いですが、ご参列いただける場合は、お願いできますでしょうか。 |
招待状は「手渡し」が基本
正式な招待状が完成したら、できる限り郵送ではなく直接手渡すのがマナーです。一言添えて手渡すと、より丁寧な印象になります。こちらも業務時間外に行いましょう。
上司と同僚はどこまで呼ぶ?範囲の決め方とポイント
職場の方をどこまで招待するかは、日頃の関係性によって変わります。迷いがちなケースごとの判断基準を見ていきましょう。

直属の上司を呼ぶかは関係性や状況による
多くの新郎新婦が直属の上司を招待しますが、必ず呼ばなければならないわけではありません。関係性や収容人数、結婚式のスタイルに合わせて検討しましょう。普段からお世話になっていて「人生の節目を一緒に祝ってほしい方」なら、ぜひ招待してみてください。
部署を越えた関係者は優先順位を
長く勤めていると、直属の上司だけでなく、他部署にも呼びたい方が増えるでしょう。収容人数が問題ないなら、ぜひお声かけしてください。人数を抑える必要があるなら、直属の上司と、とくにお世話になった方数名に絞るなど、優先順位をつけた調整が大切です。
乾杯の挨拶は立場や関係性で決める
結婚式に上司を複数人呼ぶとき、乾杯の挨拶をどなたにお願いするか迷う方も多いでしょう。乾杯をお願いする相手は、最も役職が高い方または直属の上司が一般的です。同じくらいお世話になった方が複数いる場合は、「主賓挨拶」と「乾杯」で役割を分担してお願いすると角が立ちません。
同僚は深い関係の方を優先。二次会だけの招待も
同僚の線引きが難しいなら、交流の深さで判断してみてください。業務上の付き合いだけでなく、プライベートでも交流がある同僚から呼ぶとよいでしょう。ただし、「同じチーム内で、一部だけ呼ぶのは気まずい」「同僚の人数が比較的少なく、普段からコミュニケーションが活発」なら、全員に声をかける方が自然かもしれません。迷ったときは、とくに付き合いが深い方は挙式と披露宴に、親しい同僚は二次会からなど、関係性によって分けてもよいでしょう。
転職・転勤直後はどうする?迷ったときの判断基準
転職や転勤のタイミングと結婚式が近いと、前の職場と新しい職場でどこまで招待すべきか、さらに判断が難しくなります。呼ばない選択肢も含め、判断のポイントを見ていきましょう。

「今後のお付き合い」と「感謝」で判断する
前の職場との繋がりが深く、今後も大切にしたいなら、優先して招待しましょう。入社して間もない新しい職場は、無理に招待しなくても失礼には当たりません。お互いの人となりも分からない段階では、かえって相手に気を遣わせてしまう可能性もあります。
逆に、心機一転「これからよろしくお願いします」といった気持ちを込めて、新しい職場の方々を招待しても素敵です。迷ったら、「とくに親交の深い方」「直属の上司だけ」など、基準を設けて絞り込みましょう。
報告時の言葉選びは慎重に
新しい職場で直属の上司に報告する際は、呼ぶ・呼ばないにかかわらず、慎重に言葉を選びましょう。状況を正直に伝えつつも、相手への配慮も忘れない言葉選びが好ましいです。
| <新しい職場に報告する場合> 呼ぶ場合 「私事で恐縮なのですが、◯月に結婚式を挙げるはこびとなりました。入社して間もないタイミングで恐縮ですが、もしよろしければぜひご列席賜りますようお願い申し上げます」 呼ばない場合 「私事で恐縮なのですが、◯月に結婚式を挙げるはこびとなりました。入社からまだ日が浅く、皆さまと十分にお話しできていない状況ですので、今回は規模を抑えて親族中心で行う予定です。落ち着きましたら、改めてご報告させてください。」 |
呼ばない場合のフォローは丁寧に
招待しなかった職場の方々に対しては、失礼がないよう、細やかな配慮が欠かせません。式後にあらためて報告の機会を頂戴し、同僚にはお菓子を配って感謝を形にしてもよいでしょう。招待の有無にかかわらず、お祝いをいただいた際は、お返しの用意を忘れずに。
少人数婚・リゾート婚での招待マナー
一般的に、少人数挙式やリゾートウエディングでは、職場の方を呼ばないケースが多いです。しかし、小さな職場でアットホームな場合や、家族ぐるみの付き合いといった関係なら、招待を検討する人もいます。呼ぶ・呼ばないときの配慮について確認していきましょう。

呼ぶケース:前もって規模感を事前共有【少人数挙式】
最初に「親族中心の小さな式になります」「披露宴もアットホームな雰囲気です」と伝えておきましょう。乾杯や主賓挨拶といった演出を省略する予定なら、事前に伝えておくと、上司もリラックスして参列できます。
呼ぶケース:早めの連絡とお車代の明示【リゾート挙式】
宿泊や移動を伴うリゾート婚は、スケジュールの確保が最優先です。決算期や年度末のほか、業界特有の繁忙期を避けて日程を組みましょう。
また、ゲストの旅費や宿泊費(お車代)は、全額または一部を新郎新婦側で負担するのが基本的なマナーです。旅費や宿泊費をどこまで負担するかも明確に伝えておくと、相手も出席するか判断しやすくなります。
呼ばないケース:事情を丁寧に伝え、後日おもてなしの機会を
招待を見送る際は、「親族のみで行います」といった理由と合わせて報告すれば、失礼には当たりません。「本当は職場の皆さまにもお祝いしていただきたかったのですが」といった一言を添えると、より丁寧です。呼ばないけれど感謝を伝える場を設けたいなら、二次会や1.5次会にお声がけしてみましょう。
決められない場合はオンライン挙式も選択肢に
「本当は挙式から呼びたいけれど、少人数だから気まずい思いをさせてしまうのでは」「リゾートまで来てもらうのは申し訳ない」そんな葛藤があるなら、オンライン挙式の選択肢はいかがでしょうか。オンラインサービスを活用すれば、職場の上司や同僚に、自宅から無理なく結婚式にご参加いただけます。おふたりの希望スタイルを崩さずに、今後の関係性も保てるだけでなく、旅費や宿泊の負担も心配もいりません。
「招待はできないけれど…」その先を叶えるオンライン挙式
少人数・リゾート挙式に限らず、「職場の方は呼ばないつもりだけど、一目だけでも晴れ姿を見てもらいたい」と考える方も多いでしょう。当日会場にいなくても、幸せな瞬間を共有できるのがオンライン挙式です。

職場の方を気軽にご招待できる新しい形
会場に主要なゲストを招待しつつ、オンラインで遠方や招待できなかった関係者とつながるハイブリッド招待。多様化が進むなか、気軽に招待や参加がしやすいため、今後ますます結婚式のスタイルとして定着していくでしょう。オンライン参列はサービスによって内容が異なるので、おふたりの希望スタイルなどに合わせてチェックしてみてください。
サンレッツならURLを共有するだけ!いそがしい上司の招待にも安心
『SanLet’s(サンレッツ)』のオンライン挙式サービスなら、事前に招待用URLを送付するだけで、出欠確認やライブ配信用URLの共有まで完了します。上司は役職や仕事の兼ね合いで、急遽行けなくなってしまうケースもゼロではありません。「もし当日、ご参加いただくのが難しい場合は、オンラインでもご視聴いただけます」と伝えておけば、上司も安心して予定を組めて、おふたりも柔軟に対応できるでしょう。
職場の方々に無理なく、でもしっかりと感謝と晴れ姿を届けたい。そんなおふたりの想いを、オンライン挙式が叶えます。

【SanLet’s挙式配信 実録レポート①】「オンライン配信でも大切な人たちに、ふたりの挙式を心から喜んでもらえました」Tさんご夫妻
SanLet’s(サンレッツ)をご利用いただける挙式会場一覧
軽井沢ホテルブレストンコート
リゾナーレ八ヶ岳
星野リゾート トマム
ザ・ヨミタンリゾート アクアグレイス・チャペル
ラソール ガーデン・アリビラ
SanLet’sは株式会社エイトノットが提供する挙式ライブ配信サービスです。
弊社が提携した挙式会場の成約者様のみご利用可能です。
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