コラム
オンライン結婚式のふたつのやり方 リモート配信で「視聴型」と「参加型」の違いは?
オンライン参加の結婚式には、どんなやり方があるのでしょうか。
「リモート婚」「ライブストリーミング婚」「Zoom婚」「web婚 」…といった、さまざまな呼ばれ方をしますが、使用する多様な配信ツールやアプリによるものです。
結婚式を配信でゲストに参列してもらう方法として「視聴型」と「参加型」の大きくふたつのやり方があり、つなぐタイミング、配信方法、サービス内容が変わってきます。
【方法1】挙式を配信のみでつなぐ「視聴型」オンライン結婚式のやり方と楽しみ方
挙式をライブストリーミング配信する「視聴型」のオンライン結婚式。ゲスト側の音声・映像は映さず、中継配信のみゲストが視聴するサービスです。
厳かで感動的な挙式の中継には「視聴型」が活用され、多くのひとに結婚の宣誓する様子を見守ってもらえるようになりました。
基本的には一方向の中継なので、ゲストはドレスアップやヘアメイクの必要なく、自宅などから気軽に結婚式の模様を視聴ができます。
また、現在の「視聴型」オンライン結婚式は、配信中にお祝いスタンプやコメントを入力してリアルタイムで送信できたり、お祝いのプレゼントやご祝儀をオンライン決済で贈れるよう機能を搭載したサービスも登場し、利用者も増えています。
新郎新婦は挙式中にコメントを確認はできませんが、挙式後アーカイブを見返した際に、視聴ゲストからのコメントやお祝いの気持ちを確認でき、挙式の感動の余韻をさらに深められるのです。
「視聴型」オンライン結婚式のメリット
【新郎新婦側】
・難しい準備はほとんどいらない
・何人でも視聴してもらえる。結婚報告をしたいひと全員に気楽に招待可能
・晴れ姿と結婚式のリアルな思い出を多くの人と共有できる
【ゲスト側】
・視聴は送られたURLを開始時間にクリックすればいいだけ。とても簡単
・服装も移動もゲストにはなんの用意もいらない
・挙式のみなので視聴時間は30~40分程度と短い時間
・ライブ配信に加え、映像保存期間(アーカイブ期間)が設けられているサービスが多く、ライブの時間に都合がつかなくても参加が可能
「視聴型」のオンライン結婚式は、会場側にサービスを依頼する場合、新郎新婦側もリモート参列するゲスト側も、ほとんど準備は必要ありません。
視聴ゲスト側は普段着のままどこからでも、ふたりの感動の時間を見守れるサービスです。
挙式は披露宴と違って30分程度と時間も短いので、拘束の負担も少ないでしょう。
従来のウエディングスタイルでは「結婚式当日に招待するひと」「結婚式に招待しないひと」と分けて考え、招待しないひとには後日結婚報告をおこなったり、手紙を送付していました。
ですが、これからは垣根なく結婚報告したいすべての方に気楽にオンライン視聴での参列を招待する「新たな結婚報告のかたち」としての活用希望が増加しています。
「視聴型」オンライン結婚式の注意点
・費用相場は会場が提供するサービス内容によってばらつきがある
・挙式会場がサービスを提供しているか確認が必要
・自己手配の場合は誰に撮影してもらうか検討が必要
・チャペルや神殿内は指定フォトグラファー以外撮影不可の場合も多い
「視聴型」オンライン結婚式のサービスは挙式の中継と視聴といったシンプルな内容ですが、配信機材やプロによる撮影が入ると、それなりに高額な料金になるケースもあります。
ならば自分たちでカメラやフォトグラファーを持ち込み、挙式を中継配信したいと考える方も多いでしょう。しかし基本的に挙式をおこなうチャペル、教会、神殿は神聖な場所であり、立ち入り禁止区域や導線をよく理解している指定の業者以外の依頼を許可していないケースも多いのです。
また、挙式の流れやタイミングを事前に理解していないと、見せ場でどの角度から撮影するかなど初めての場合には難易度の高い撮影となります。
オンライン中継を検討しているなら、会場が提供しているサービスや提携業者への依頼をおすすめします。
挙式ライブ配信サービス「SanLet’s」が提供するオンライン挙式は…?
・サービス利用料は基本的に無料
(一部機能の利用で料金がかかります)
・3〜4台の設置カメラを利用して切り替えて撮影。
・式の流れをわかっているので、指輪交換などの
見せ場で最適なアングルから撮影される
・ふたりの表情がよくみえるよう撮影される
※詳しくは「SanLet’s」を導入している会場にお問い合わせください。
「視聴型」オンライン結婚式はこんなスタイルで取り入れたい
オンライン結婚式はコロナ禍を通じて認知された、比較的新しいウエディングサービス。サービスが始まった当初は「ゲストを招待できないから」「密を避けて」といった理由から、ふたりだけの結婚式・家族のみの少人数結婚式・少人数結婚式で取り入れられてきました。
しかし、現在では「結婚報告を大勢の人にしたい」「挙式の晴れ姿をみんなに見守ってほしい」「アーカイブですぐに見返せるし、多くの方たちからお祝いコメントがもらえる」といった理由から、通常の結婚式で利用したいサービスに変わってきています。
配信のメリットを活かし、いまの時代にマッチした、新しい結婚報告のスタイルになりつつあるのです。
【方法2】披露宴を双方向でつなぐ「参加型」オンライン結婚式のやり方と楽しみ方
Zoomはじめオンライン会議サービスなどを用いて開催する「参加型」オンラインウエディングは、披露宴のオンライン配信で選ばれる方法です。
中継画像でパーティの臨場感を味わいながら、会場側と視聴参加側が双方向で会話できるため、新郎新婦と遠く離れていてもコミュニケーションをとれる便利なサービスになっています。
「参加型」オンライン結婚式のメリット
・新郎新婦と視聴ゲストがリアルタイムで交流できる
・事前に料理や乾杯酒を配送して食事を一緒に楽しんだり、工夫次第で演出・余興・サプライズも計画できる
・新郎新婦や会場にいる親族や友人たちとも会話や場に加わった一体感が味わえ、思い出を共有できる
「参加型」オンライン結婚式のメリットは、遠く離れたゲスト一人ひとりともコミュニケーションがとれ、会場に参列しているゲスト含め一体感を共有できる点です。
また、工夫やアイデア次第で「パーティの臨場感」や「新郎新婦からのおもてなし」も伝わるサービスをゲスト側にしっかりアプローチでき、より結婚式に参列した体験と思い出を強く共有できるでしょう。
「参加型」オンライン結婚式の注意点
・どう楽しみたいかによって準備内容やプランが異なる
・ゲスト側の配信環境のサポートや楽しませる工夫やプログラムなど準備が必要
・ゲスト側にも服装を整えたり配信環境を整えるなど準備が必要。楽しみ方も工夫が必要
・アーカイブで見るよりオンタイムでの参加が必須
・導入費用はサービス内容により変動
「参加型」オンライン結婚式は「どこまでゲストに対して準備をし、おもてなしを提供するか」によって、費用相場も準備量も大きく変わってきます。
新郎新婦と会場が打ち合わせして決定する事項も多く、ゲスト側も配信環境の確認や服装など対応準備が必要なので、ある程度準備期間も必要です。
また、ふたりがどの程度のサービスを望んでいるかによって、会場側が対応できる範囲も異なります。
まずは会場に相談し、必要な持ち物や制限などを確認しましょう。
「参加型」オンライン結婚式はこんなスタイルで取り入れたい
現在では「会場と個人のネット環境をつなぐ」方法と、密回避という観点から「メイン会場とサブ会場を設けて会場間をつなぐ」方法と、2つのスタイルが主流になっています。
会場側には新郎新婦のふたりだけ、ゲストは全員リモートで参加など、大胆で自由なウエディングを計画しやすいのも「参加型」スタイルの特徴です。
地元を遠く離れてしまった方が、現在の居住地の会場と地元に用意した会場をつなぎ、双方向で一緒にもりあがる…といった、遠く隔てた空間をアイデア次第でリアルに繋げる魅力あるスタイルなのです。
やり方&アイデア次第で“いま”にぴったりマッチするウエディングスタイルを楽しもう
オンライン結婚式はサービスが始まってから日が浅いため、会場によってやり方やできる内容が異なったり、費用相場も大きく変わってくるケースがあります。事前に確認が大切です。
しかし私たちの日々の生活にすっかりなじんだ「リモート配信」の文化。
リアルタイムでつながる相手との一体感や、記録と思い出の共有を、ウエディングにうまく活かせばより多くの人と関係性や絆を強める、最高の時間を計画できるでしょう。
新しい時代にマッチした結婚式のアイデアをぜひ活用してみてくださいね。
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