コラム

冬の結婚式って実際どう?心温まるおもてなし術や冬ならではの演出で、ゲストとふたりの笑顔あふれる冬婚に

写真:冬の結婚式って実際どう?心温まるおもてなし術や冬ならではの演出で、ゲストとふたりの笑顔あふれる冬婚に

寒さや天候が気になる冬の結婚式も、ゲストへの配慮を怠らなければ、他の季節にはない特別な1日が実現できます。上品な花嫁姿を叶える長袖ドレスや、煮込み・ポタージュスープといった温まる料理でのおもてなし、乾燥する季節に嬉しいプチギフトなどは、冬だからこそできるアイデア。冬の情景が美しい北海道や軽井沢でのリゾート婚も視野に入れつつ、大切な人たちとあったかい思い出を作りませんか?

冬の結婚式におけるメリットとデメリット

冬の結婚式は、静けさに包まれた空気や澄んだ光により、他の季節とはひと味違うロマンチックな雰囲気が魅力です。とはいえ、寒さや年末年始のスケジュールなど、気になる点も多いでしょう。
冬は全国的に気温が低く、天気は崩れやすいため、ゲストへの配慮が欠かせません。しかし、冬の結婚式で気になりがちなデメリットも、ちょっとした工夫でカバーできます。
「冬の結婚式を心に決めているから、できるだけゲストに負担なく安心して進めたい」方は、メリット・デメリットを把握し、対策ポイントをチェックしていきましょう。

メリットデメリット
・イベントが多く、季節感がある演出を
 取り入れやすい
・オフシーズンのため希望条件が通りやすい
 (日程、衣装など)
・費用が比較的リーズナブル
・気温が低いため寒さ対策は必須
・雪により交通機関が乱れやすい
・年末年始やイベントの時期はゲストの予定が
 埋まりやすい など

冬の不安を解消!寒さ対策・ゲストへの配慮ポイント

寒さや荷物が増える冬の結婚式では、ゲストへの配慮が大切です。工夫次第で「おもてなし」に変えられるため、ふたりがイメージする結婚式に合ったアイディアを加えてみてはいかがでしょうか?会場・日程決めといった契約前に考慮できるポイントから、結婚式当日までにできる演出やグッズをチェックしてみましょう。

アクセスがよくクロークの広い会場を選ぶ

会場までの移動時間を、できるだけ短く快適にするのも大切です。駅やバス停から近い会場を選ぶと、冷たい風にさらされる時間をグッと減らせます。最寄りから離れている場合は、送迎バスやタクシーチケットの手配も検討してみましょう。
また、冬はアウターや手袋などの防寒小物で荷物がかさばりやすいです。荷物を預かってくれるクロークの広さも、会場選びのチェックポイントになります。ゆったりとしたスペースがあれば、荷物を預けて気軽に楽しめます。

できるだけ早めに日程を伝える

年末年始やクリスマスシーズンは、家族旅行や帰省、仕事納めなど、何かと予定が立て込む時期です。ゲストのスケジュールを確保するためにも、日程は決まり次第、なるべく早く知らせましょう。とくに遠方のゲストや、仕事の都合がつきにくい方には、招待状を送る前に簡単な連絡を入れておくだけでも、調整しやすくなります。

遠方の両親・親族には前乗りしてもらう

冬は天候による交通機関トラブルが起こりやすく、到着が遅れてしまう可能性も想定されます。とくに雪の多い地域や、飛行機・新幹線を使うゲストがいる場合は注意が必要でしょう。遠方の両親や親族には、前泊を提案しておくと安心です。式場近くの宿泊施設を手配しておけば、当日の移動リスクを減らせるだけでなく、ご両親やご親族も落ち着いて結婚式を迎えられます。前日の夜に軽い顔合わせや食事会を設けると、親族間の交流を深める機会になるでしょう。

会場にあったかグッズを用意する

寒い中、足を運んでくれるゲストへのおもてなしとして、ウェルカムスペースに温かいドリンクを用意しておきましょう。コーヒーや紅茶だけでなく、ハーブティー・日本茶・ホットワイン・ココアなど、幅広い種類を用意すると、大人から子どもまで楽しめます。また、寒い外から会場に着いたタイミングだけでなく、暖房が効いた会場にしばらくいても、冬は足元や手先の冷えが気になるでしょう。ブランケットやカイロをさりげなく用意しておけば、必要な方に気兼ねなく使ってもらえます。小さな気づかいひとつひとつが、きっと温かさとしてゲストの記憶に残るはずです。

料理や引き出物でおもてなしを充実させる

結婚式をあげる人が比較的少ない冬は、他の月と比べて費用を抑えられる傾向にあります。結婚式にかかわらず、一般的にも「オフシーズン=低価格」で叶うと知られているため、費用のかけどころには注意が必要です。費用を抑えられた分、料理や引き出物にこだわる余裕も生まれます。当日来られるゲストにとって、料理はとくに楽しみなポイントです。寒い中でも予定を調整して、お祝いに来てくれたゲストに感謝の気持ちが伝わり、「来てよかった」と喜んでもらえるでしょう。

引き出物は郵送やカタログギフトを検討する

寒さ対策のアウターに加えて、遠方から来るゲストや小さなお子様連れの方は、荷物が増えてしまいます。ゲストの負担をできるだけ減らしたいなら、引き出物を当日に渡すのではなく、後日郵送やカタログギフトを検討しましょう。
ウィンタースポーツが楽しめるエリアでの結婚式を計画中なら、さらにウェアや用具で荷物が多くなります。後日もしくは好きなタイミングで受け取れるようにすると、当日は荷物が少なくなり、ゲストも身軽に過ごせるでしょう。

冬に取り入れたいドレス・装花・テーブルコーディネートアイデア

冬のドレス・装花・テーブルコーディネートには、幻想的な雰囲気やあったかい空気感を活かしてみましょう。ともしび揺らめくキャンドルを置いたり、雪だるまのペーパーアイテムを取り入れると、ゲストもほっこりしてくれるはずです。

長袖やボレロ、帽子を加えて冬っぽく

肌寒い季節には、長袖のウエディングドレスがぴったりです。しっとりとしたサテンやツヤのあるシルク、ハリ感があるタフタ素材なら、上品な花嫁姿を叶えてくれます。

羽織物をプラスすれば、防寒しながらアレンジもできるのでおすすめです。カーディガンやボレロ、ふわふわのファーケープで、温かさとおしゃれを両立しましょう。ファー付きの帽子や手袋など、冬小物を取り入れるのも素敵なアクセントになります。
会場によっては、より素敵な雰囲気を楽しめるよう、ウエディングドレスに合わせたコートの貸し出しがある場合も。本来のドレス姿と羽織物をプラスした2つのスタイルで、バラエティ豊かな写真を残してみてはいかがでしょうか。

冬っぽい暖色系or寒色系でまとめる

冬は装花やテーブルコーディネートに悩んでも、暖色系も寒色系のどちらも似合う季節です。白やシルバーを基調にした寒色系なら、雪景色を思わせる清らかで幻想的な世界観が演出できます。少し爽やかな印象にしたいなら、青みがかったグレーやミントグリーンもおすすめです。
一方、温かみを演出したいなら、ボルドーやブラウン、くすみピンクなどの暖色系がぴったり。グリーンを加えると、クリスマスらしい雰囲気も楽しめます。ゴールドの小物を添えれば、テーブルも華やかで大人っぽく仕上がりますよ。

キャンドルや雪だるまなどの装飾やペーパーアイテムを取り入れる

冬にぴったりなのが、キャンドルを使った演出です。照明を少し落とした中で、テーブルに置いたキャンドルを灯せば、幻想的でロマンチックな空間を作れます。大人っぽい雰囲気が好きな方は、ぜひ取り入れてみてください。
かわいらしい雰囲気を目指すなら、雪だるまモチーフのペーパーアイテムや、松ぼっくり、丸太をあしらったナチュラル装飾もおすすめです。どこか童話の世界に迷い込んだような、心ときめく空間を作れるでしょう。

冬だからこそ取り入れたい結婚式のテーマ・演出アイデア

ドレスやテーブルコーディネートに加え、季節感たっぷりの演出で、ゲストの印象に残る結婚式を実現しませんか?冬ならではのイベントやモチーフ、メニューを活用した、素敵なアイデアをお伝えします。

クリスマスやお正月など冬のイベントにちなんだ演出

カップルの二大イベントといわれるクリスマスとバレンタインデーをはじめ、冬はイベントが満載です。イベントに合わせたテーマを選べば、季節感たっぷりに演出できます。

クリスマス・クリスマスツリーやリース、ポインセチアなどを飾る
・レッド、グリーン、ゴールドカラーでコーディネートする
・クリスマスツリー風のウエディングケーキにする
・キャンドルやイルミネーションでロマンチックな雰囲気にする
お正月・ケーキカットの代わりに、鏡開きやだるまの目入れをする
・書初めや餅つき大会を開催する
・料理をおせち風にする
節分・新郎新婦が福男・福女として豆をまく
・豆の中に当たりを仕込んでおく
・フラワーシャワー代わりの豆シャワー
バレンタイン・ブラウンカラーやハートモチーフでコーディネートする
・新婦から新郎へチョコレートを贈る
・席札をチョコレートで作る
・キャンドルサービス代わりのチョコサービス

クリスマスはサンタの服装でプレゼントを配ったり、お正月なら和装でお年玉を配ったり、イベントに合わせたサプライズギフト演出を取り入れるのも楽しいですよ。

雪や星といった白をテーマにした演出

冬を連想させる雪や星、白をテーマにした演出もよく取り入れられています。それぞれが持つ意味にも注目して選んでみましょう。

・雪:心の美しさ、再生、生命
・星:夢、希望
・白:純粋さ、新たな始まり

フラワーシャワーの代わりに、羽を使ったフェザーシャワー、紙で作った雪の結晶や星を混ぜたり、フラワーシャワーを冬仕様にアレンジするのもおすすめ。ふわふわと舞ったり、キラキラと輝いたり、ゲストに冬を感じてもらえるとともに、写真映えもばっちりです。
ナイトウエディングなら、星や雪のライトを使って天井や壁に映し出したり、テーブルコーディネートやウエディングケーキに星や雪の結晶モチーフを取り入れてもよいでしょう。とびきりロマンチックな空間を計画してみてください。

料理やデザートは冬っぽさと温かさでおもてなし

ゲストにとって披露宴の大きな楽しみがお料理。冬の結婚式では、旬の食材や温かいメニューを取り入れて、心までぽかぽか温まるおもてなしを目指しましょう。
たとえば、前菜には根菜やきのこを使ったメニューを選んでみましょう。メインには冬が旬の魚介類やジビエ、和牛の赤ワイン煮といった、温まる煮込み料理やグラタン系もおすすめです。
デザートには、ホットチョコレート風ムースやシナモン香るアップルパイなど、香りや温もりを感じられるメニューに注目してみてください。和の演出を取り入れた結婚式では、温かい甘味もよいでしょう。

冬に喜ばれるプチギフトを選ぶ

結婚式で渡すプチギフトは、感謝の気持ちを伝える小さな贈りもの。寒い季節に、つい欲しくなるアイテムを選ぶと喜ばれます。
たとえば、見た目もかわいくて実用的なスティックタイプのホットドリンクは、帰宅後のほっとひと息タイムにぴったり。クリスマスやバレンタイン限定のお菓子も季節感があり、見た目も華やかです。
また、入浴剤やハンドクリーム、リップバームといった保湿系アイテムは、乾燥しがちな季節に嬉しいギフト。配りやすいミニサイズでも、パッケージの工夫次第で特別感が出せます。「寒い日に使ってね」といったメッセージカードを添えると、より心温まるプチギフトになるでしょう。

冬の落ち着いた雰囲気は家族婚にもぴったり

ゆったりとした時間を感じられる冬は、家族だけの結婚式にもぴったりです。お正月に家族が集まるように、親戚で集まる場として結婚式を企画するのもよいでしょう。少人数だからこそ、アットホームでぬくもりある1日を過ごせます。
ワンランク上のホテルを取ってゆっくりしたり、冬の味覚を求めて名店を巡ったり、思い切ってウィンタースポーツに挑戦してみてもよいでしょう。家族旅行を兼ねれば、かけがえのない思い出が、またひとつ増えますね。

冬だからこそ選びたいリゾート婚の魅力

冬に結婚式をするなら、リゾートウエディングを計画してみてはいかがでしょうか。雪景色が美しい北海道や軽井沢はもちろん、夏のイメージが強い沖縄も、冬にしかない魅力があります。寒さ対策を万全にしつつ、キャンドルの灯りや静かな海に見守られるリゾート婚を叶えてみませんか?

画像提供:軽井沢高原教会

軽井沢

12月から2月にかけての軽井沢は、晴天率が高く、空気は澄み、静謐(せいひつ)な美しさが際立ちます。クリスマスシーズンになると、「軽井沢高原教会 星降る森のクリスマス」をはじめ、ロマンチックなライトアップイベントが目白押しです。
「軽井沢ホテルブレストンコート」は新幹線で東京から約1時間とアクセスが良好なうえ、冬なら費用も抑えられる傾向にあり、家族や親しい方との旅を兼ねたリゾートウエディングにぴったり。冬ならではの演出や料理で、ゲストに喜ばれる一日を過ごせるでしょう。
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関連記事:軽井沢で結婚式がしたい!費用は?ベストな時期は?憧れリゾートにゲストを招待するための基礎知識

画像提供:星野リゾート トマム 水の教会

北海道

真っ白な雪原がどこまでも続く北海道は、リゾート婚にぴったりです。見渡す限り広がる銀世界で、大切な人たちと特別な時間を過ごせます。星野リゾート トマムの「水の教会」を象徴する十字架にも周囲の自然にも真っ白な雪が。自然光を受けた雪景色は、どの角度から見てもフォトジェニックで、ゲストとの写真も特別な1枚になるでしょう。純白の大地に温かな灯りを並べるスノーキャンドルナイトの演出も、とびきりロマンチックです。
また、挙式後はスキーやスノーボードといった、寒い地域ならではのアクティビティを楽しめます。冬は旨味が増す食材も多く、グルメを満喫できるのも魅力です。家族旅行やプチハネムーンとして、冬の北海道を堪能してみてください。
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画像提供:星野リゾート トマム 氷の教会

氷の教会

冬のリゾート婚は開催期間や組数が限定されるため、より特別感や希少性が高まります。中でも星野リゾート トマムの「氷の教会」は、北海道の冬に1ヵ月間だけ姿を現す世界にたったひとつの教会です。祭壇もヴァージンロードも雪や氷でできており、淡いアイスブルーの空間が広がります。
キャンドルを灯せば深いブルーに変化するなど、時間帯や演出によって表情を変えるのが魅力。真冬にしかできない、演出や衣装を取り入れた結婚式として、最適な場所といえるでしょう。コートの貸し出しもあるため、冬ならではのコーディネートを楽しんでみてください。
「星野リゾート トマム 氷の教会」を見る

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画像提供:リゾナーレ八ヶ岳

八ヶ岳

澄みきった空気に包まれる八ヶ岳は、心もリセットされる静けさと温もりが共存しています。「リゾナーレ八ヶ岳」は、お支度からアフターパーティー、宿泊までを一棟貸しのゲストハウスで楽しめるため、冬の家族婚にもおすすめです。ステンドグラス作りなど、家族や両家の絆を深めるアクティビティも用意されています。
同敷地内にあるガーデンチャペル「ZONA」では、天井が開くと、自然が降り注ぐようになっており、ゲストをアッといわせる演出を取り入れたい方は必見です。
11月中旬から12月には、会場全体がクリスマスデコレーションで彩られ、ナイトウエディングではキャンドルの灯りが幻想的な雰囲気を演出します。大切な人と心温まるひとときを過ごせるでしょう。
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画像提供:ワタベウェディング株式会社

沖縄

「少しでも寒さから離れたい!」といったおふたりには、沖縄ウエディングもおすすめです。11月〜2月の沖縄はオフシーズンにあたり、旅費や会場費が比較的リーズナブル。人気の会場も予約が取りやすく、ゆったりと計画を立てられます。
最も心配な気温も、12月〜2月で平均気温17〜18℃と本州よりも過ごしやすく、よりゲストを招待しやすいでしょう。飛行機や1泊あたりの費用が抑えられる分、オンシーズンの開催よりアクティビティに観光にとゆっくり楽しんでもらえます。
「ザ・ヨミタンリゾート アクアグレイス・チャペル」を見る
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冬の結婚式はサンレッツの「オンライン参列」でゲストに+αの心配りを!

おもてなしや演出、ロケーション選びで寒さへの心配ごとを取り除いたうえで、さらにゲストが参加しやすい環境を作りたいなら、オンライン結婚式の導入を考えてみてください。
サンレッツのオンライン参列サービスを活用すれば、より多くの大切なゲストに晴れ姿を見てもらえます。体調を崩したときや、予定により参列が難しいとき、万が一雪の影響で来られなくなってしまったときも安心です。
思い切ってリゾートで挙式する場合にも、画面越しに笑顔を届けたり、スタンプやコメントで反応をもらったり、たくさんの人と祝福ムードを分かち合えます。ゲストへ配慮を怠らず、おふたりらしい温かな結婚式を計画してみてくださいね。

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