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少人数だけ招待する結婚式の魅力とは?費用・メリット・注意点から分かる大切なゲストと理想の過ごし方

写真:少人数だけ招待する結婚式の魅力とは?費用・メリット・注意点から分かる大切なゲストと理想の過ごし方

家族や親族、ごく親しい友人など、数名~30名程度の、少人数だけ招待しておこなう結婚式は、コロナ禍を経たいま、結婚式のスタンダードなスタイルとして定着しつつあります。
少人数の結婚式は盛大ではありませんが、招待人数を厳選しているからこそ、叶えられる体験がたくさんあります。ゲストとの距離が近く和やかでアットホームなパーティを実現したり、ゲスト一人ひとりと会話を楽しみ丁寧なおもてなしで濃い時間を過ごせるメリットが、あらためて注目されているのです。ふたりの人生に深く関わってきた人と、最良の日を過ごしたい…そんな希望を叶えるウエディングスタイルについて、詳しく解説します。 

少人数を招待する結婚式とは。コロナ禍前から増加傾向の理由は?

少人数の結婚式は、コロナ禍を経たいま、新しい人気のウエディングスタイルとして定着しつつあります。招待する関係性によっては、少人数招待の結婚式を「ファミリーウエディング」「家族ウエディング」と呼んだり、パーティのスタイルによって「会食ウエディング」と呼ばれる場合もありますが、基本的にはすべて少人数だけ招待する結婚式です。

少人数招待の結婚式とは何人ぐらいでどこまで招待するのか

一般的な結婚式に招待する平均ゲスト数は60人〜70人程度と言われています。
「少人数のみ招待する結婚式」は、ゲスト数か2人〜30人程度、40人未満の結婚式を指すのが一般的です。ゲストの招待範囲は両家族や親族、ごく親しい友人までに限られてくるでしょう。
通常は両家族のみで4人〜10人程度、親族や身内のみまで広げると10人~25人程度、親しい友人まで広げると20人〜30人程度が予想されます。

少人数招待の結婚式が増加傾向である理由

ゼクシィの調査によると、ゲスト数が40人未満の結婚式を挙げたカップルの割合は、5年前の2017年は15.9%で、コロナ禍直前の2020年には18.9%に微増しています。しかし、2023年度の調査では35.8%と、なんとコロナ禍前の約2倍に急増。コロナ禍前から徐々に増加傾向でしたが、コロナ禍でゲストとの濃厚接触を避ける動きが高まり、結婚式でもゲストとの3密を避けながら過ごせる少人数結婚式の需要が高まりました。その後も親しい人のみを招いた少人数結婚式の魅力やメリットが見直され、新たな人気スタイルとして定着しつつあるのです。

参照:ゼクシィ 結婚トレンド調査2023調べ
https://souken.zexy.net/research_news/trend.html

少人数招待の結婚式で人気のおしゃれなウエディングスタイルは?

少人数だけ招待しておこなう結婚式は、大勢を招待し豪華な披露宴スタイルと比較すると、アットホームで比較的カジュアルなスタイルが人気です。また、少人数だからこその時間の使い方ができるウエディングスタイルにも、注目が集まっているようです。

会食スタイルのウエディングスタイル

披露宴を行わず”食事会”という名目で、食事と歓談をメインとした、カジュアルでアットホームなパーティスタイルです。

披露宴に比べパーティはシンプルなプログラム

食事会と披露宴との一番の違いは、演出や装飾の有無。披露宴は、大勢のゲストが楽しめるような企画や余興が行われるのが一般的です。お色直しも含めて色々な企画を組み込んだスケジュールになります。食事会スタイルは少人数だからこそ、余興やイベントごとは少なめにして、ゆったりとした流れの中でゲストと会話や食事を楽しむという時間の使い方ができるのです。

会場の選択肢の種類も自由度がも高くなりつつある

少人数を招待する結婚式が定番の選択肢として認知度が高まり、現在ではホテル・ゲストハウス・レストラン・ガーデンなどいろいろな会場でプランが用意され、選択できるようになりました。
カジュアルにしたいか、開放的にしたいか、よりアットホームにしたいか、より自由度高くしたいか…ふたりが結婚式で、どう過ごしたいかという希望にあわせ、会場が選びやすくなっています。
専門式場やゲストハウスなど、披露宴でしか使えないと思っていた会場でも少人数プランを用意している会場が多くなってきました。

滞在型のウエディングスタイル

滞在型ウエディングとは、新郎新婦とゲストが結婚式の前後の日に、宿泊を伴うウエディングスタイル。国内リゾート(沖縄・軽井沢など)や海外リゾート(ハワイ・グアムなど)でのウエディングや、結婚式の前後に宿泊を伴うものは滞在型ウエディングの一種です。
通常は挙式と披露宴で3〜4時間、仕度の時間を含めても6〜8時間で終わってしまいますが、滞在型ウエディングなら前後の宿泊滞在時間を含め、24時間以上になります。
ゲストも滞在するため、おのずと一緒にいられる時間が増え、大切なひととじっくり過ごすウエディングタイムとして楽しめるのです。

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リゾートウエディング

非日常感たっぷりのラグジュアリーなリゾートホテルでの宿泊を楽しんだり、リゾートならではの美しいロケーションでのフォト撮影を楽しめる、さまざまな内容のプランが用意されています。
リゾートのメリットを活かして、ホテル以外にも貸し切り可能な別荘、ペンション、旅館など滞在先となる宿泊施設の種類もさまざま。相談先はリゾートウエディングを取り扱っているプロデュース会社、リゾート婚プランの取り扱いのある旅行会社への申し込みが主流です。

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画像提供:軽井沢ホテルブレストンコート

ホテル滞在ウエディング

ホテルウエディングは家族、親族、親しいゲストが、挙式前日や当日に挙式と同じホテルに部屋をとり、ゆっくりと過ごせるスタイルです。二次会を同じホテル内でおこない、さらにラウンジに移動して三次会を開いたり、スィートルームをとって家族や親族を招いて結婚式の余韻を楽しむ…といった、さまざまな過ごし方が計画できます。
とくにホテルでの滞在時間にも焦点を充てたウエディングプランが増加傾向。海外のようにホテルの部屋でお仕度できるプランや、ホテル内でファーストミートができるプランを打ち出す施設も増えています。

少人数でおこなう結婚式の魅力。大人数でおこなう結婚式との違いは?

一般的な結婚式に招待する平均ゲスト数は60人〜70人程度と言われています。いっぽう家族のみ・少人数のみの結婚式で招待する平均的なゲスト数は2人〜30人程度です。ゲストが少人数だと、席次決めや招待状手配が少なくなり、結婚式準備の負担は軽減されます。

<少人数のみのゲストでおこなう結婚式のメリット>
・格式ばらずふたりが好きな人・もの・空間を詰め込んで計画可能
・結婚式を大切な家族や親しい人と楽しむ時間にできる
・ゲスト一人ひとりにあわせた丁寧なおもてなしが可能
・一般的な結婚式に比べ準備期間が短く簡単
・ふたりが必要なものだけを選べて費用もリーズナブル

格式ばらずふたりが好きな人・もの・空間を詰め込んで計画可能

家族や友人を少人数だけ招待する結婚式だから、一般的な格式や形式などを気にせず、ふたりがやりたい結婚式を優先できるのが最大の魅力です。
ゲストは招待人数が少ない=ふたりにとって気心の知れた人たちがほとんど。結婚式の時間をどう使いたいか、どんな装飾にしてどんな空間にして、ゲストとどう過ごしたいか、周囲の目をあまり気にせず、自由度高く考えられます。

一般的な結婚式に比べると準備期間が短く簡単

招待状・席次・引出物の準備は、ゲスト人数が多いほど検討に時間がかかります。少人数の結婚式では、身近な人だけの招待なので時間はさほどかかりません。さらに招待状、席札、装飾などの準備もシンプルなので、短い準備時間で済みます。招待をするゲストのリストアップや案内状の作成の手間が大幅に削減ができるでしょう。

ゲスト一人ひとりにあわせた丁寧なおもてなしが可能

準備に手間がかからない分、「すべてのゲストの席札にお礼のコメントを手書きしよう」「ゲスト一人ひとりにあわせた引き出物を用意しよう」といった、きめ細やかなおもてなしを考える時間はたっぷりあります。

ふたりが必要なものだけを選んで費用もリーズナブル

少人数対応の会場なら、会場の広さに応じて大掛かりな装飾がなくてもコーディネートができるでしょう。また、美味しい食事と会話を楽しむ結婚式なら、余興や演出もさほど必要はありません。
装飾・装花・演出にかける予定だった費用を、料理やドリンクのグレードを上げたり、ゲストによって引出物を贈り分けたり、おもてなし費用にかけたり…と、ふたりが本当に必要だと考える費用に充てられるのです。

結婚式を大切な家族や親しい人と心から楽しむ時間にできる

ゲストが少ないと結婚式のなかで会話する時間が多くなります。
仕事関係や普段交流の薄いゲストへのおもてなし優先になり、家族と話す時間がほとんどなかったなどの後悔もなく、親しい人とゆったりアットホームな時間を過ごせます。

少人数招待の結婚式の費用相場。招待人数ごとの目安は?

少人数招待の結婚式は日本で行われる平均的な結婚式と比較すると費用相場は低くなりますが、人数に関わらず、挙式料、衣装代はある一定の固定した費用として必要になり、さらに料理・飲み物代が人数にあわせて上昇します。

<少人数招待の結婚式の費用相場>
・10人未満:70万円~170万円程度
・10人以上~20人程度:80万円~200万円程度
・20人以上~30人程度:100万円~250万円程度
(※挙式・衣装・会食の費用を含んだ場合)

挙式料とパーティ費用

一般的な結婚式会場では、挙式と披露パーティがセットでプラン料金が組まれているケースが多いでしょう。リゾート婚のプランでは、挙式プランだけでも選択できる表示が多い傾向です。挙式料金だけの平均は、2023年度のゼクシィの調査では35万円でした。最近では結婚式場・ホテル・ゲストハウスでも、少人数向けの挙式プランを用意してるケースが多いため、選択肢として検討しましょう。
また、パーティ費用はゲスト数や料理のランクに応じて金額が大きく変動します。1人あたり2万円〜が目安です。特別なメニューや料理のアレンジによっても価格が変動します。

ドレス・装花・演出・写真撮影などの演出費用

ドレスや装花、写真撮影などの費用は、結婚式の費用総額を上昇させる要因のひとつ。
また、一般的な結婚式や披露宴を計画する場合、新郎新婦の「こだわり」の部分でもあります。少人数の結婚式では、装飾や演出の費用は会場が小さくなるぶん、一般的には抑えられる傾向ですが、こだわりが強くなると費用に占めるボリュームが大きくなるため、注意が必要です。

少人数招待でリゾート婚や滞在ウエディングを考えている場合の費用

少人数の結婚式で人気の高い滞在ウエディングやリゾートウエディングですが、結婚式の費用以外で、新郎新婦だけでなくゲストの宿泊費用も検討が必要です。交通費は行く先や国内・海外によって大きく変動します。また、宿泊費はペンション利用で安く抑えたり、記念にラグジュアリーなホテルに滞在するなどの選択肢で費用が変動します。

少人数だけ招待する結婚式は盛り上がる?計画する上での心配事や注意点

少人数の結婚式は盛大でこそありませんが、人数が少ないことで叶えられることがたくさんあります。一方、少人数であるがゆえに注意すべきポイントもあります。

<少人数招待の結婚式で注意したい点>
・結婚式費用は安くなる場合が多いがご祝儀は少ない
・希望している会場が少人数対応しておらず使えない場合がある
・進行の流れに余興やイベントがなにもないと盛り上がりに欠ける場合も
・少人数招待であるためゲストを選定しなければならない

結婚式費用は安くなる場合が多いがご祝儀で入る額は少ない

人数が少ないぶん、大人数の結婚式と比べて総額は安くなります。しかし、ゲスト数が少ない分、ご祝儀をもらえる人数も少ないため、場合によってはふたりが支払う額(自己負担額)が高くなるケースもあるでしょう。あらかじめ、自己負担額がどのくらいになりそうか試算するなど、注意が必要です。

希望している会場が少人数対応しておらず使えない場合がある

式場によっては30人以上など、最低保証人数を設けていることがあります。パンフレットで「いいな」と思っていた披露宴会場が、最低保証人数を設けており、使用できないケースも。結婚式場を探す時には事前に最低保証人数の有無やその人数を確認するようにしましょう。

フランクな雰囲気の中にも、進行の流れに盛り上がるポイントを作ると◎

少人数招待での結婚式では、「寂しくならない?」「会食だけでは盛り上がらないのでは?」と心配するカップルやゲストも多いようです。
ゲストが10人前後の場合は演出などは行わず、会話と食事を楽しむスタイルが一般的。会話が弾むよう、ふたりの生い立ちが分かるアルバムや動画を用意するなど、ゲストと共通の話題が思い出せるような工夫を考えておくのもおすすめです。
一方で20〜30人前後の場合は、パーティが間延びしないよう、多少披露宴要素を取り入れたほうがいい場合も。メリハリをつけるために司会者をたてたり、ケーキカットやゲーム、両親への手紙などの演出を行ったりなどプログラムに工夫が必要です。

少人数招待であるためゲストを限定しなければならない

招待できるゲスト数が限られるため、結婚式に「誰をよぶか、どこまで呼ぶか」についてふたりが頭を悩ませているケースも。結婚式に招待する人数をスムーズに決定するためには、事前にいくつかアプローチポイントを押さえておく必要があるでしょう。

関連記事:結婚式の招待人数で悩んでいる方へ。誰を呼ぶ?どこまで呼ぶ?理想を叶えるためのゲスト数のめやすと悩みの解決方法
https://sanlets.com/column/column-who_to_invite/

少人数招待の結婚式で悩ましいゲストの人選。「オンライン参列」を取り入れてみませんか?

「リゾートで結婚式をするのが夢だったけど、呼べる人がかぎられてしまう」
「友だちや職場でグループ単位で呼びたいが、人数制限で呼べない人が出てしまう」
「友達内で誰を呼ぶ・呼ばないのジャッジが難しくて、声がけにずっと悩んでいる」

少人数だけ招待する結婚式でよくある悩み…
そんな悩みの解決方法のひとつとして、オンライン参列を上手に活用しているカップルも増えています。

オンライン参列とは

挙式をライブストリーミング配信し、動画を視聴することでオンラインで参列できるサービスです。厳かで感動的な挙式の中継にはゲスト側の音声・映像は映さない「視聴型」が活用され、多くのひとに結婚の宣誓する様子を見守ってもらえるようになりました。
自宅からでも海外からでも、臨場感たっぷりに、オンラインを通じてふたりの誓いの場に立ち合えるサービスです。

招待できなかった人へ、より丁寧でより親密な結婚報告ツールとして

一般的な結婚式であれば招待できた方たちに、どうやって結婚報告をしたらいいか。直接会って?電話で?LINEで?メールで?
頭を悩ませる場面ですが、サンレッツを利用すれば、「結婚報告の際に、相手に少しでも喜んでもらえるフォローがしたい」という悩みを解決できるのです。

<オンライン参列のゲスト側のメリット>
・結婚式でもっとも大切な「結婚の誓い」の場にオンラインで立ち会える
・視聴は送られたURLを開始時間にクリックすればいいだけ。とても簡単
・服装も移動もゲストにはなんの用意もいらない
・挙式のみなので視聴時間は30~40分程度
・ライブ配信に加え、映像保存期間(アーカイブ期間)が設けられているサービスが多く、ライブの時間に都合がつかなくても参加が可能
・メッセージ機能やご祝儀決済機能でお祝いを送るタイミングを逃さない
・結婚式の大切な思い出を新郎新婦とリアルに共有できる

本当にやりたい少人数結婚式を実現するために…サンレッツで悩みを解決した例を紹介

オンライン結婚式のサービス「『サンレッツ』を上手に結婚報告に利用して、本当に希望していた少人数結婚式の思い出を作った先輩新郎新婦の例を紹介しましょう。
新郎の地元・北海道。その中でも、夜はマイナス30度にも達するトマムの地を結婚の誓いの場に選んだIさんご夫妻。しかも挙式日は平日の夜開始のナイトウエディング。最初から両家族だけ招待しての挙式を心に決めていたものの、職場の人や友人達にどう結婚報告したらいいか、頭を悩ませていたそう。
そんなふたりの悩みを解決したのが、請求した会場資料のなかに入ってた、オンライン結婚式のサービスでした。
「挙式の様子を無料でライブ配信してくれるんだ」「そしたら親戚や友達にも見てもらえるのはいいね」と、内容に興味を持ち、最初から利用前提で結婚式を準備したそう。挙式当日はオンラインを通じて、たくさんの職場の同僚や友人たちに見守られ、たくさんのお祝いの言葉をリアルタイムでかけてもらいながら、自分の本当にやりたかった結婚式を実現できました。
オンライン参列が結婚報告の悩みを解決してくれたIさんご夫妻の詳しいレポートはこちらをご覧ください。

関連記事:【SanLet’sで挙式配信実録レポート④】「オンラインのメリットを最大限活かした、新しい結婚式をゲストに楽しんでもらえました」Iさんご夫妻
https://sanlets.com/column/https-sanlets-com-column-sanlets_realreport4/

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